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「研修講師」だからできること

   ~上野千鶴子さんの分析の先、人と組織へのアプローチへ


東洋経済OMLINEに掲載された、
社会学者・フェミニストの上野千鶴子さんのインタビュー記事を

ご覧になったでしょうか?


 上野千鶴子先生、働く女は幸せですか?

フェミニストという立場、また上野千鶴子さんのキャラクターから
ここにある言葉は非常に鋭く、
時にはエキセントリックに聞こえるかもしれません。

しかし、働く女性の声を聞いてきた私の実感値としても、
上野千鶴子さんの指摘は正鵠を射ています。


 『女を戦力にしようと思ったけど、
  男と同じ働き方しか想定してこなかった。

 

 『企業は、男に関しては、終身雇用を前提にした
  一生涯のキャリアプランに基づく雇用計画を作ってきたわけ。

  でも、女の「生涯雇用計画」については考えたこともなかったのです。


 『彼女たちが参入していった職場とは、
  「24時間戦えますか」とテンパってる企業戦士が跋扈(ばっこ)する世界。
  そして、彼らの背後には家事も育児もやってくれる妻がいる
  女性総合職は、主婦付き男性労働者と違って、家庭責任を免れられないから、
  最初から負けが込んだ勝負に挑んでいるのよ。


まさに我が意を得たり!の思いで読むと同時に、
改めて、自分自身の「研修講師」という立場について思いを致しました。

上野千鶴子さんは、社会学者です。
世の中を俯瞰し、その矛盾や、社会のありようを喝破することが、仕事です。

しかし、喝破しただけでは、問題の指摘で終わってしまう

では、実際に組織をどのように変えていくのか?
一人ひとりの働き手は、どのように生きていけばいいのか?

「社会」という大きなカタマリではなく、
ひとりひとりの働き手、ひとつひとつの会社をどう変えていくか。
 

研修講師という立場だからこそ、分析の先へ進むことが、できる。
人と組織に直接アプローチできる。

今の仕事の価値を、再認識させていただけた記事でもありました。
根は大きく深いですが、自分のできるところから、始めていきたいと思います。