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女性活躍推進で会社の業績は上がるか?

 ~タマゴが先か、にわとりが先か

アベノミクス三本の矢のおかげで、女性活躍推進が熱い今日この頃

少々あまのじゃくな視点をひとつ。

「女性の登用が進んでいる会社の業績・株価が良い」という話、
女性活躍推進を進めるべき理由としてしばしば挙げられますが、
これについては”因果”と”相関”を混同しているのでは?

と、個人的には思っています。

つまり、女性を登用しているから業績が良いのではなく
女性の登用が進んでいる
=慣習を廃し、タブーや不合理を是正する風土が背景にある

=女性登用に限らず、課題解決・自己変革力が強い

=ゆえに(当然)、業績が良い

ということではないでしょうか。

ここで、心配なのが「女性登用の数値目標」

女性を登用すれば業績が上がるのではなく、
女性が登用されることに不都合やタブーがない風土があって、
初めて女性が活躍でき、業績が上がる訳です。

女性の管理職数が増えれば、だんだんと風土も変わっていくとは思いますが、
その間、シビアな状況にさらされる女性の側もなかなか大変です。

 

タマゴが先か、にわとりが先か・・・・で考えていては、始まりません。

風土改革と女性管理職の増加は、両輪で進めるべきものでしょう。

 

女性の登用を進めるぞ!と数値目標を検討するときは
女性社員の支援と同時に「風土を、どう変えるか」
と言う点にも、意識を向けていく必要があります。


”風土変革”と言うと、雲をつかむような話になりますが、

キーになるのは、”管理職”です。